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東京銀座の産業医事務所 セントラルメディカルサポート

Column記事

2014.11.11

インフルエンザ対策

インフルエンザは日本全国で毎年1000~2000万人が罹患すると考えられており、職場の健康管理において大きな問題の一つです。またインフルエンザに関連した死亡者は毎年1000人程度と推計されており、決して軽視できる病気ではありません。インフルエンザについて正しい知識を持ち、今年の冬も健康に乗り切りましょう!

Q1.インフルエンザって何?

A.インフルエンザウイルスの感染による咽頭炎のことです。ウィルス感染という意味では通常の風邪と変わりありませんが、38℃以上の発熱、全身の筋肉痛、関節痛、倦怠感等、強い症状をきたすことが特徴です。

Q2.インフルエンザはどのように感染するの?

A.飛沫感染と接触感染の2種類があります。飛沫感染は感染した人が咳をすることで、飛沫に含まれるウイルスを別の人が口や鼻から吸い込んでしまうことによって成立します。咳をすると3〜5m程度飛沫が飛ぶといわれているので注意が必要です。ウイルスを含んだ飛沫が付着した場所に別の人が触れることにより感染する接触感染も要注意です。

Q3.感染を予防するためには?

A.感染経路を断つことが重要であり、手洗いやうがいの励行、マスク着用等が効果的です。のどの粘膜を守るため、湿度が低いところでは加湿器の利用も大切です。
ワクチン接種は100%感染を防げるわけではありませんが、感染してしまった場合にも症状を軽く抑える働きがあるため、毎年の接種をお勧めします。

Q4.インフルエンザの治療法は?

A.抗ウィルス薬を使うことで、発熱等の有症状期間を短縮できます。ただし、抗ウィルス薬は発症後48時間以内しか効果がありません。薬の使用の有無にかかわらず、十分な水分摂取と安静、部屋の加湿を心がけましょう。

Q5.インフルエンザにかかった際には会社を休むべきですか?

A.法律上は、インフルエンザに罹患した際に休業を義務づける規定はありません。しかし、特に発症後3日程度はウィルスの排出量が多く、周りの人にうつしてしまう危険があります。3日目以降も感染リスクは残るため、理想的には解熱後2日間経過するまで会社を休んでいただくことが望ましいです。

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